四月から今月まで、AXISを通して200人の学生と面談をしてきました。
特に、一年生から多くの相談を受けてきたのですが(約140人)、その中で最も気になった相談内容が、「仮面浪人するか悩んでいる」というものです。
そういった人の仮面浪人の動機を聞いてみると、
「成長できる環境が欲しいから。」と言ったものでした。
成長したい、という意識は良いことだとは思うのですが、、、
成長できる大学、環境=偏差値の高い大学
になっていることに違和感を覚えました。
また、「留学って行った方がいいですか?」や、「インターンって行った方がいいですか?」
というような質問をたくさんもらったので、今回は成長できる環境の条件とは何なのかについて書いていこうと思います。
ズバリ、圧倒的に成長できる環境とは、、、
上、横、下がいる環境
です。
上=先輩
横=同期
下=後輩
を指しています。この三つが揃った環境。
特に良い上、横、下がいる環境。
一体なぜそう言えるのか、部活の例や、進学校の例を使って説明していきましょう。
上(先輩)について
先輩は、自分の未来像、目指すべき場所を示してくれます。
部活でも、先輩が全国ナンバーワンを目指して練習をしていたら、自ずと後輩たちもそのレベルを目指します。
ただ、もし先輩が地区大優勝を目指していたら、後輩の目指す位置も地区大会の域を出ないでしょう。
良くも悪くも、先輩の天井が後輩の天井になることが多いです。
なので、もしあなたが目指すところが起業や、世の中に大きな影響を与えたい、
というものなのであれば、
「就職活動が上手くいけばいいや。」程度の、レベルの低い先輩がいる環境にいるべきではありません。
また、特に「努力の仕方」を示してくれる先輩がいる環境であればよりよいです。
僕は幸いにも、心の底から尊敬できる、非常にレベルの高い先輩に囲まれているのですが、その先輩の努力の仕方や基準に圧倒されました。
新卒二年目で事業マネージャーとして新規事業を二つ担当。副業でVR事業の立ち上げ、外部でクリエイター30人をまとめた団体のリーダーをやっている先輩がいるのですが、その先輩の努力の基準にはとにかく圧倒されました。
毎日仕事が22時に終わると、そこからコワーキングスペースに移動して副業のミーティング、団体のマネジメントのための勉強、そのあとにはコピーライティングの勉強、、、これを翌朝の5時までやって、また出社していく。(いつ寝てるんだろう、、)
これを間近で見ていて、すごいなと思ったのと同時に、
「ここまでやれば、夢が叶っていくんだな。」という基準を示してもらうことができました。
単に実績や、今やっていることなど、表面的なところで人は人を判断しがちです。
ですが、そういったところよりも、その人の核となる力、すなわち努力の仕方、基準を示してくれる先輩がいることが大切です。
横(同期)について
同期は、くじけそうになった時に踏ん張りをきかせてくれます。
長い距離のランニングやマラソンは、一人でやっているとすぐに歩きたくなってしまう。
でも、隣を同級生が走っていると、もう少し頑張って走ろうと思えますよね?あれと同じです。
良い上だけがいても、「○○先輩はまあ、経験があるから。」とか、「まぁ、○○先輩だからできて当たり前でしょ。」みたいに特別視をしてしまうことがあるのですが、
良い横がいると比較されたり、自分の中でも無意識に負けたくない気持ちが湧くので成長が止まりにくくなります。
私も最近同期が、気付いたら某有名アパレルブランド(名前は伏せますが)のブランド構築を担当する話を進めていたり、、
「最近、挑戦してる?」と良い意味で煽ってくれたり、、
なので皆さんも、レベルの高い同期に囲まれることをオススメします。
それも、起業を目指すなら、起業を目指している仲間や、同じくらいの高みを目指している仲間と切磋琢磨しましょう。
レベルの低い仲間といると、自分の努力の基準も下がります。
例えば、進学校であれば休み時間に英単語の勉強するのは当たり前、放課後は自習をするのが当たり前。テスト前に遊んでいたりすると、馬鹿にされます。
その一方で、レベルの低い学校では、休み時間に英単語の勉強をしていると
「休み時間に勉強とか、意識高いね(笑)」みたいに逆の意味でバカにされます。そうするとせっかくのがんばろうという気持ちもそがれてしまいます。
下(後輩)について
良い後輩は、良い脅威になります。
部活だとわかりやすいです。自分より能力の高い後輩が入ってくると、その後輩にレギュラーを奪われてしまう。そうならないように、必死に練習する。
強いチームというのはどんどん優秀な後輩が入ってきます。なので、成長せざるを得ないような状況に陥ります。
特に後輩に抜かされるというのは、同期に負けるよりもかなり悔しいものです。
後輩に負けると一気に尊敬されなくなり、プライドもズタズタです。
「あれ、○○先輩って実はたいしたことなくね?」そう思われたら終わりです(笑)
人は放っておくと怠けてしまう生き物なので、そういったいい意味で安心させてくれない存在がいることは成長する上で必須の存在です。
以上、「圧倒的な成長をするための環境」について述べてきましたがいかがでしょうか?
今一度、自分の検討している選択肢を見てみてください。
そしてその観点からみると、大学という選択肢そのものに、
起業や成長のための機会を求めること自体が誤っているかもしれません。
これは経験談ですが、レベルの高い人というのは大抵大学の域を超えて活動しています。
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